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EMMとは?メリット・デメリットや導入時のポイント・注意点を解説

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「EMMって何かわからない。」「EMMのメリットとデメリットについて詳しく知りたい。」

本記事は、このような疑問を解決できる記事です。

この記事を書いている僕はテレワークを推奨している企業に勤めており、EMMを実際に導入しています。近年では、スマートフォンの普及によって、EMMを導入する企業が増えてきています。しかし、日常生活ではあまり「EMM」という単語を耳にすることがないですよね。そこで今回は、EMMのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。また、この記事の後半ではEMMを導入する際のチェックポイントや注意点などもお話ししているので、最後まで読んでみてください。

EMMとは

EMMとは、「エンタープライズモビリティ管理」と言われるものです。少し詳しくお話しすると、EMMとは企業内で使用されるスマートデバイスを総合的に管理するためのツールです。

近年では、スマートデバイスは一般的なパソコンよりも費用が安いです。そのため、多くの企業がEMMを導入し始めています。モバイルワークは様々なメリットがあるため、推奨されています。

しかし、セキリュティ面において完全に安全とは言えないです。ただ、モバイルワークを導入している企業がセキリュティに無頓着なわけがないです。だからこそ、モバイルワークを導入している企業はEMMを導入しています。また、最近のEMMには端末の管理だけでなく、業務データの保護を強化する機能や、データの転送、Wi-Fi接続、アプリケーションの操作などセキュリティに関する機能も求められています。さらにスマートフォンやタブレットだけでなく、Windows10やmacOSなどを搭載したノートパソコンにも導入が進みつつあります。EMMには「MDM」「MAM」「MCM」と呼ばれる必須の要素があり、それらによって構成されています。そこで次はEMMを構成する3つの要素について詳しく解説していきます。

EMMを構成する3つの要素

EMMを構成する3つの要素は以下の通りです。

  • MDM
  • MAM
  • MCM

では、順に説明していきます。

MDM

EMMは複数の機能が総合的に構成されているツールであり、そのメインの機能がMDMです。

基本的には、アプリケーションの監視MDMの機能です。リモートによる制御、アプリケーションの配布や利用制限、監視といった機能を持っています。万が一、外出先でスマートフォンを紛失した場合でも遠隔操作によりデータの消去が可能です。また管理しているデバイスにアプリケーションを一括でインストールして管理したり、GPSで位置情報や移動情報を監視したりといったことを行います。そのため、重要なデータをスマートデバイスで扱うのであれば、MDMは必須の要素です。

MAM

MAMとは、端末のアプリケーション管理のことです。具体的に少しお話しすると、BYODにおいて各端末内に業務で利用するアプリケーションだけを保管する「倉庫」のようなものを作成します。このようにMAMを活用することで、企業内で使用されるアプリケーションを管理することができます。また、使用されているアプリケーションの倉庫外に関しては業務と関係がなくなってしまうため、自由にアプリをインストールすることもできます。結果として、従業員にとって不都合がないBYODを実現できます。もし、端末を紛失してしまった場合でも、情報漏えいの影響が大きいアプリケーションだけを遠隔で削除可能です。

MCM

MCMとは、複数のベアチップを1つの基板に搭載したモジュールです。MCMを導入することで、小型化と省スペース化が実現できます。MCMの具体的な特徴は以下の通りです。

  • 個人所有のスマホ・タブレットの導入を円滑化する
  • 機密情報の流出やセキリュティ面をカバーする
  • デバイス導入のコストが削減される

このようにMCMには、特有の特徴があります。そのため、MCMを導入することで、スマートフォンやタブレット型端末などのモバイル端末を使用して業務を行う時に、効率化が見込めます。

EMMを導入するメリット

次はEMMを導入するメリットについてお話ししていきます。

  • 端末を不正利用されるのを阻止できること
  • マルウェアの侵入を防げること
  • 情報流出を防げること
  • 盗難や紛失のリスクを避けられること

では、順に説明していきます。

端末を不正利用されるのを阻止できること

EMMを導入すると、端末を不正利用されるのを阻止できます。近年では、ハッキングなどの悪質なものにより、企業内の情報が漏洩されてしまうケースが数多くあります。実際に年間でモバイル端末が不正利用されてしまった事件やケースなどが多いです。そのような場合に EMMを導入すれば、端末が不正に利用されにくくなります。

マルウェアの侵入を防げること

EMMを導入すれば、マルウェアの侵入を防げます。マルウェアとは、不生かつ有害な動作を行う意図で作成されたソフトウェアや悪質なコードのことです。これらの侵入を許してしまうと、企業内のソフトウェアが悪質に利用されてしまう可能性が高まります。また、マルウェアの侵入は素人では防ぐことが難しいので、EMMなどのツールを採用する方が効率的です。

情報流出を防げること

EMMを導入するメリットは、情報流出を防げることです。企業にとって情報の流失は、企業の収益や働いている社員の個人情報にもかなり影響してしまいます。また、情報流出は目に見えるものではないため、人間がカバーできない範囲です。だからこそ、EMMのようなツールを採用するべきです。つまり、上記のような問題を防ぐためには、情報流出をカバーできるEMMの導入は必須です。

盗難や紛失のリスクを避けられること

盗難や紛失のリスクを避けられることが、EMMを導入するメリットに挙げられます。テレワークでは、紛失や盗難のリスクがかなり高まっています。なぜなら、通常企業で扱う情報は企業のセキリュティシステムがあってこそ成り立つものだからです。しかし、テレワークなどで仕事をする場合、自宅の通信環境を利用するため、セキリュティ面でリスクが高いです。そのため、盗難や紛失のリスクを避けるためにEMMが導入されています。

EMMを導入する際のデメリット

EMMにはメリットばかりではなく、デメリットも存在しています。

そこで次は、EMMを導入する際のデメリットをお話ししていきます。

  • 毎月の維持コストがかかる点
  • 導入するのに手間がかかること

では、順に説明していきます。

毎月の維持コストがかかる点

EMMを導入すると、当然ですが毎月の維持コストがかかってしまいます。しかし、企業の情報や社員の情報が流出してしまえば、かなりのコストがかかります。それと比べた際に、毎月の維持費コストは安すぎると言っても過言ではありません。

導入するのに手間がかかること

EMMは様々な視点から企業の情報を守ってくれます。そのため、EMMを導入する際に少しだけ手間がかかってしまいます。ただ、1度EMMを導入すれば、継続的に使用することができます。つまり、EMMの導入は最初は少し手間がかかりますが、中長期的な視点で考えれば、そこまで手間がかからないです。

EMMを導入する際のチェックポイント

EMMを導入する際のチェックポイントは以下の5つです。

  • 製品の機能
  • サポート内容が充実しているか
  • 導入しやすいかどうか
  • 対応しているOS
  • モバイルワークがどのくらい改善されるか

では、順に説明していきます。

製品の機能

EMMは製品によって機能が大きく変わります。機能面で劣っているEMMを導入してしまうと、単に費用と労力がかかってしまいます。そこでEMMの製品の機能をしっかりとチェックしてから、企業のセキリュティ面を考慮して、どのEMMを導入するかを決定しましょう。また、少しEMMの選び方で不安がある方は、平均的な費用のEMMを選べば問題なしです。なぜなら、EMMの費用が安ければ安いほど、EMMの機能面が劣っているからです。そのため、費用が全てではないですが、1つの要素として判断しましょう。

サポート内容が充実しているか

EMMにはそれぞれによってサポート内容が異なります。具体的にお話しすると、わからないことや疑問点があれば相談に乗ってくれるサービスがあったりなかったりします。EMMを初めて導入する場合、インターネット上では公開されていない点が多いです。そのような場合に電話1つでサポートしてくれるEMMを選択することは重要です。

導入しやすいかどうか

EMMを導入しやすいかどうかで判断することも1つのチェックポイントです。なぜなら、EMMの中には導入する際にかなりの日数がかかってしまうものもあります。そのような場合、導入されるまでのリモート期間内で企業の情報が流出される可能性もあります。ただ、導入しやすいからEMMの質が低いというわけではないです。だからこそ、インターネット上の情報や知人からの情報を積極的に取り入れて、EMMを選ぶ必要があります。

対応しているOS

EMMは、対応しているOSによって導入できるかどうかが決まります。また、企業内で統一で使用されているOSがある場合、EMMも統一して管理する必要があります。なぜなら、統一でEMMを使用することで、企業内で円滑にEMMを導入することができるからです。

具体的にEMMに対応しているOSをいくつか紹介します。

  • LanScope An:スマホ・タブレット・PCをクラウドで管理できるツールです。
  • CLOMO:運用デバイス情報の可視化やデバイスの利用制限、紛失盗難時の遠隔ロック機能があるツールです。

他にも様々なEMMのツールがありますが、それは対応しているOSによって判断しましょう。ただ、あまりにも対応しているOSが少ない場合は、根本的な原因であるOS自体を変更しても良いかもしれません。

モバイルワークがどのくらい改善されるか

いきなりEMMを導入する前に、現状のモバイルワークの状態を調べましょう。なぜなら、闇雲にEMMを導入しても、現状のモバイルワークで「何を改善したいのか?」がわからなければ、適切なEMMを選択できないからです。また、多くの企業が導入しているからEMMを導入しようと考えていても、企業によってモバイルワークの課題が異なっているので参考になりません。そのため、現状のモバイルワークで何を改善したのかを明確にしましょう。また、この現状のモバイルワークでの改善したい点はあなただけでなく、多くの企業内の人の声を聞く必要があります。理由は、多くの視点からモバイルワークの改善点を見つけることができるからです。事前に入念にモバイルワークの調査をしておくと、結果としてEMMの導入が効率化に繋がります。

EMMを導入する際の注意点

EMMを導入する際の注意点は2つあります。

  • 情報流出などを完全に防げるわけではない
  • 社員にアンケートを取って業務が改善されたかどうかチェックする必要があること

では、順に説明していきます。

情報流出などを完全に防げるわけではない

結論から述べると、EMMを導入したからといって、100% 情報流出などを完全に防げるわけではないということです。なぜなら、どのような優れたサービスやツールでも100%はあり得ないからです。しかし、EMMを導入することで、企業をセキリュティの面から保護してくれる可能性が上がることは確かです。実際に、最近のテレワークを推奨している企業はセキリュティ面を考慮してEMMを導入しています。そのため、少しでも企業全体のセキリュティ面をカバーしたいと考えているのであれば、EMMの導入は必須の要素です。

社員にアンケートを取って業務が改善されたかどうかチェックする必要があること

EMMの使用目的は企業によって異なります。しかし、多くの企業にとってEMMを導入する意図としては「業務を改善したいから」ではないでしょうか。そのような状態で闇雲にEMMを導入しても効果が見込めないでしょう。そのため、EMMを導入した後に社員にアンケートを取って業務が改善されたかどうかチェックしましょう。社員にチェックをすることで、EMM自体のメリットとデメリットが可視化されます。また、EMMによって、様々な特色があるので、もし企業に合わない場合であっても違うEMMを導入すれば問題なしです。

まとめ

今回は、EMMのメリットとデメリットを詳しく解説していきました。

以下が本記事で紹介したEMMのメリットとデメリットのグラフです。

EMMを導入するメリット EMMのデメリット
端末を不正利用されるのを阻止できること 毎月の維持コストがかかる点
マルウェアの侵入を防げること 導入するのに手間がかかること
情報流出を防げること
盗難や紛失のリスクを避けられること

 

結論から言うと、今後テレワークを本格的に推奨していくのであれば、EMMの導入は必須です。また、EMMのデメリットは「お金がかかる」や「手間がかかる」といったものなので、はるかにメリットの方が上回ります。そのため、EMMを導入して、今後のテレワークを安全に進めていきましょう。

 

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