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社内ネットワークとは?構築する手順から外部接続方法も!解説します

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「社内ネットワーク」とは社内のパソコンを始め、プリンタなどのOA機器を有線無線問わず繋ぎ、データを共有して業務をおこなう環境のことを指しています。

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社内ネットワークとは

そもそも、ネットワークって?

ネットワークは主にホームネットワーク、社内ネットワーク、パブリックネットワークといった種類があります。ホームネットワークはその名の通り家庭内のLAN接続により家庭にあるパソコンやタブレット端末、スマートフォンでインターネットを利用する事ができる事です。パブリックネットワークは、公共の場で利用できるネットワークです。近年では至る所でFree Wi-Fiという文字を見かけると思います。駅やコンビニ、飲食店と様々な場所で不特定多数の人が接続するネットワークです。便利である反面、不特定多数の人が接続するネットワークなのでセキュリティ面に関しては少々心配な部分があります。

社内ネットワークとは

本記事では社内ネットワークを中心に記述していきます。それでは詳しくみていきましょう。

社内ネットワークは、大きく分けてLAN(Local Area Network)と、WAN(Wide Area Network)のふたつに分かれます。多くの人にとって耳馴染みのあるLANとは狭いエリア内で完結しているネットワーク環境のことであり、たとえば同じフロア内やビル内のコンピューター機器を繋いだネットワーク網のことを指しています。

たとえば会社内にある複数のパソコンのどれからでも、ひとつのプリンタにへデータを送信して印刷できるようにする、なんていう簡単なものでもそれはLAN接続であると言えます。

対してWANは広い社内ネットワーク、つまり同じビル内だけでは無く、遠く離れたところにある会社の支社などともネットワークを繋いた形になります。

社内ネットワークだけで無く、普段多くの人が利用しているインターネットもWANになります。

社内ネットワークに接続する

社内ネットワークは、有線か無線かどちらかの方法で機器を繋げて環境を構築しています。

有線の場合はLANケーブルを用います。片方のコネクターをモデムやルーターに挿し、もう片方をパソコンなどに繋げばネットワーク接続は完了です。

有線でのLAN接続は無線に比べ電波干渉を受けることがないので安定した速度を出すことができ、接続の際の設定が簡単なのが特徴です。

無線LANはLANケーブルが無くても繋ぐことができるのが特徴であり、一部のノートパソコンやタブレットLANケーブルを繋ぐコネクタが無い機器にも接続できるのがメリットです。

無線LANは近隣一帯にWi-Fi電波を飛ばしてしまうので、外部の人による電波の無断利用を避けるために暗号化キーを設定しておく必要があります。

WANで遠く離れた場所同士で社内ネットワークを繋ぐ際には、VPN(Virtual Private Network)という暗号化された仮想プライベートネットワークを用いるのがもっとも一般的であり、オフィス内にVPN対応ルーターやサーバーを設置し、パソコンには対応したクライアントソフトをインストールすることで通信をおこなうことができます。

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社内ネットワークの仕組み

社内ネットワークは、サーバールームに置かれているさまざまな業務用サーバーを通しておこなわれます。

例えばパソコン同士でメールのやり取りをおこなう際にはメールサーバーを通して送受信がおこなわれますし、勤怠管理や販売管理のデータにアクセスして閲覧や入力をおこなう際にも、それぞれの専用サーバーを通してやりとりがおこなわれることになります。

社内ネットワークを構築する

規格を決める

社内ネットワークを構築するにあたって、まず最初にどの規格を使うかを検討していきましょう。

近い距離にパソコンやOA機器同士がある社内ネットワークでは、多くの場合、無線では無く有線、LANケーブルをメインとして使いネットワークを繋げていきます。有線LANでは「イーサネット」という規格がもっとも一般的です。

有線LANは通信速度やケーブルの種類、ケーブルの長さなどによってさらに細かく規格が分類されています。現在主流となっている規格は「1000BASE-T」と呼ばれていて、現在ほとんどのパソコンはこの1000BASE-Tに対応しているのが大きいです。

1000BASE-Tの通信速度は最高1Gbps、ネットワークの最長距離は100メートルとなっています。もし100Mよりも遠い距離にある機器と繋ぎたい場合には、「1000BASE-SX」や「1000BASE-LX」など別の規格を利用することになります。

タブレットやスマートフォンなどランポートの無い機器は無線LAN(Wi-Fi)で繋ぐことになりますが、無線の場合はアクセスポイントと呼ばれる親機を中心として、それにタブレットやスマートフォンなどの子機を繋いでいく形になります。

無線で繋ぐ場合は「IEEE802.11n」「IEEE802.11a」「IEEE802.11g」「IEEE802.11b」という四つの無線LAN規格の中から、伝送速度や対応する周波数帯に合わせて選択します。

周波数は、対応機器が多い周波数のものを使うといろんなパソコンやスマートフォンに繋ぐことが可能ですが、その反面電波干渉しやすく、電子レンジの影響なども受けてしまうという問題点もあります。

また無線LANでネットワーク接続をする際には、「SSID」と呼ばれる無線LANのネットワーク名に接続するパスワードが必要となります。SSIDは一般公開されるので、暗号化によるセキュリティ対策が必要になるという訳です。

無線LANには「WEP」と呼ばれる暗号化キーを用いた規格がありますが、こちらは簡単に解析することが可能なため、機密を扱う社内ネットワークには不向きです。

他に「WPA-PSK(TKIP)」「WPA-PSK(AES)」「WPA2-psk(AES)」と呼ばれるセキュリティ規格があります。TKIP方式は親機と子機を同じ鍵を用いるタイプの暗号化方式であり、暗号化キーを一定時間ごとに変更することによってセキュリティを高めています。

AES方式はさらに強い暗号方式であり、WPA2のAESはWPAよりさらに強度の高い暗号化方式を用いているので、無線LANの構築の際に採用する規格はWPA2を選んでおいて、ほぼ間違いはないと言えるでしょう。

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構成を決める

社内ネットワークを構築するにあたってどのような構成をしていけばいいのか、それは企業の規模によって異なってきます。

大企業で無く、多くの中小規模ではルーターと基幹となるスイッチングハブ、そしてそれぞれの専用サーバーを用意し、それを元に構成するのが一般的であり、スイッチングハブのスイッチ切り替えによって社内のローカルネットワークと、外に開かれたインターネットを切り替え利用します。

ルーターはWAN接続でインターネット接続し社外に対して開かれていて、ファイアーウォールの機能を持つのが一般的であり、ウイルスやハッキングなど外部からの侵入を阻止する役目を果たします。

基幹スイッチングハブはLAN接続、つまり社内のパソコンやOA機器同士をまとめてつなぎ合わせて管理しています。基幹スイッチを大元にとしてその下に部門別のスイッチングハブを置き、それにパソコンをまとめて繋ぎ合わせ‥という構成です。

社内LANとしてよく見られるこの配線方式は、一般的に「スター型LAN」と呼ばれています。リング型やバス型といった別の配線方式に比べ自由度の高い配線が可能であり、障害が起きた際に全体にまで影響を及ぼすことが低いのがスター型LANの特徴です。

スター型はハブに集中して配線されているのでネットワーク構成がシンプルであり、そのため通信制御が単純で管理しやすいのですが、反面ハブが故障すると接続されている機器全体の通信がおこなえなくなる、といった問題点もあります。

社内ネットワークの構成を決めていく際に注意すべき点ですが、主にコスト面とトラフィック量、セキュリティ対策の面を特に念頭に置いて設計しておくと良いでしょう。

近年はインターネットの進化もあって比較的安価なものを使って社内ネットワークを構築することができるので、はじめは低コストで済むように設計していくのが無難だと言えます。

しかし、業務で扱うデータ量は年々増加する傾向にありますし、それに加え会社の規模が大きくなり従業員数が増えたりすれば、従来の社内ネットワーク構成ではパンクしてしまい、よりトラフィック量を捌けるものにネットワーク構成を再設計する必要が出てくることでしょう。

また社内ネットワークと言っても多くの場合インターネット接続を通じて外部とも接続されているので、情報漏洩を引き起こさないためにもセキュリティ対策はより厳重におこなう必要が年々高まっています。

近年ではクラウド化が進んでいる

近年では業務システムをクラウドへ移行することが増えています。社内ネットワーク構築の際は、クラウドにアクセスするための構築も考えていかなければなりません。

一昔前では、オンプレミスが主流でした。しかし、サーバーの調達といった機器の初期導入コストが高いばかりでなく、定期的に発生する維持管理のコストも課題でした。

しかし、ククラウドの出現でこの問題を解決に導くことが可能となりました。クラウドサービスはMicrosoftの「Office 365」やGoogleの「G Suite」といったグループウェアをはじめ、Webメールやオンラインストレージなど、ウェブ上で全て管理できる業務システムとなっており、パブリッククラウド化が進んでいます。

更には、クラウドやオンラインでの業務作業で、遠く離れた場所でもリアルタイムで書類の作成や確認を同時作業で行うことがで来ます。

クラウド自体の費用は特別なサーバーを必要としないので、クラウド自体の必要な容量分の使用料金を支払う事でサービスを利用できます。

クラウド自体とても便利でメリットが多いですが、リスクももちろんあります。クラウドの利用は通信容量が重く、インターネット回線が十分に備わっていないと通信速度が低下する恐れがあります。クラウド上の情報量が増大すればするほど、この恐れは大きくなります。

また、セキュリティー面も考慮する必要があります。前述したオンプレミスは閉じたネットワーク上での社内情報管理を行っていたので、セキュリティー面に関してはある程度構築されていました。しかし、クラウドはインターネット経由で業務を行う開かれた場所での作業となるので、セキュリティーはしっかり考えなければいけません。

クラウドサービスは今後さらにバージョンを高めながらオフィスでの利用価値を高めていくことと思います。快適に利用することができるインターネット環境を整備し、社内ネットワークを円滑にクラウドに移行する為にも、ネットワーク構築を十分に吟味しなければなりません。

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具体例:windows10の事例

Windows10の場合、インストール直後のネットワーク設定は「パブリックネットワーク」になっていて、外部に対して開かれた状態になっているので、まずは設定をいじって「プライベートネットワーク」へと変更しましょう。

手順としては、まずWindowsマークをクリックし、スタートメニューを開きます。メニューの中に歯車のアイコンをした物があるので、そちらをクリックするとそのコンピューター内の設定を変更することができるようになります。

開かれたウインドウの中から、「ネットワークとインターネット」を見つけクリックすると、現在のネットワークの状態が表示されるので、その中から「イーサネット」と書かれている部分をクリックします。

右側にあるディスプレイのアイコンと共に「ネットワーク」と書かれたところをクリックすると、「パブリック」「プライベート」と書かれたボタンが置かれています。初期設定ではパブリックになっているので、プライベートの方のボタンをクリックしてチェックすれば、社内のみのプライベートネットワークに切り替えることが可能です。

社内ネットワークの気になる質問

社内ネットワークに外部接続するには?

テレワークの増加に伴って、移動中や自宅といった社外の環境下からでも、社内専用のネットワークに接続して作業をおこなう必要性が高まってきましたが、どうやったら「社内専用」のサーバーにネットワーク接続することができるのでしょうか。

もっとも一般的であり、普及している方法はVPNによる接続です。たとえば東京と大阪のような離れた場所を社内ネットワークで繋ぎたい場合は、VPNで仮想空間を作りだすことによって、社外でありながら社内のようなLAN接続をおこなうことが可能です。

2000年代に入るまでは、離れた距離でのネットワーク構築は非常に高コストな専用線を使う必要がありましたが、VPNの暗号化技術の進化によって、中小企業においても低い敷居でセキュリティを保ったネットワーク構築が可能となりました。

とは言え、VPNは低コストですが専用線のように万全なセキュリティ対策がおこなえる訳では無く、機密性の高いデータを扱う企業ほど情報漏洩のリスクを心配してしまいますよね。

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コストは高くなりますが、通信事業者が用意しているセキュリティ能力が一般のVPNより高い「IP-VPN」と呼ばれるものがありますので、コストとセキュリティ能力、どちらを取るのかは企業の規模や業務内容によって決めると良いでしょう。

ネットワーク構築の費用はいくらする?

ネットワークの規格や構成が決まれば、あとはネットワークを構築していきましょう。社内に専門の部門があれば社内で作業できますが、外部に委託したい場合は費用はどれくらいかかるのでしょうか?

ネットワーク構築を外注する際、設計フェーズと設定フェーズでというものがあります。設計というのは、その会社のニーズと所持しているパソコンやネット環境をもとに適切なネットワークを考える事を言います。例えていえば、建築における見取り図と見積書が合算したものでしょうか。

設計費用はおおよそパソコンが20台あるオフィスで10万円前後と言われています。20台というと小規模な会社ですが、大規模な会社ではその何倍とパソコンが設置されているのかなり費用は高くなることが想像出来ます。

この費用はあくまでも基本的なパソコンにLANケーブルをさしネットワークに接続する設計費用です。そのほかにも、オフィスにはまだネットワークを構築する必要があり、別途費用がかかります。

プリンターの設置費用相場は1万5000円、VPNは2〜5万円、ファイアーウォールは10万円と、追加費用でさらに価格は高騰します。更に、ファイアーウォールに関しては設置費のみならず月額費がかかる場合もあるので注意が必要です。なので、逆に最近だと社内ネットワークを諦め、インターネット環境でも安全に業務を行えるようにするゼロトラストという考え方が普及しています

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費用を抑えるために、依頼する際のポイント

最重要事項は、現在のオフィス環境のスペックに見合ったネットワーク構築をする事です。スペックに見合わない設計で、費用価格だけが高騰し無駄な構築となったり、後から通信速度が遅かったり、印刷がうまくいかないといった問題が起きます。

まずは会社の情報をしっかり把握しましょう。人数やパソコン台数、よく使用するソフトや今後想定されるパソコンの使い道など、しっかりと理解する事で構築のトラブルを防ぐことが可能です。

また、業務だけではなく、ネットワーク構築もシンプルな構築を心がけましょう。そうすることで管理が行き届き、トラブル解決もスピーディーに対処できます。

これらのことを依頼する際にはしっかりと伝え、オフィスの現状を踏まえた上で相談しながら構築することが大切です。

社内ネットワークのアクセス制限・許可

社内ネットワークでアクセス権限を設けるためには、ネットワークで共有されているフォルダ群の設定を変更し、アクセス権を付ける必要があります。

アクセス権の前にまず「共有フォルダ」の作成の仕方から話すと、こちらは社内の他の人と共有したいフォルダを右クリックし、「プロパティ」から「共有」と書かれている所をクリック、「このフォルダを共有する」を選択すれば完了です。

「共有アクセス権」は「フルコントロール」「変更」「読み取り」といったような、用途に応じた権利の振り分け方ができます。

「フルコントロール」とはファイルの閲覧、ファイルの新規作成、既存ファイルの上書きと削除、フォルダの新規作成と削除、ファイルとフォルダの一覧表示と、これらすべてがおこなえる他、他の人に対するファイルやフォルダのアクセス券の設定をおこなうことができる、いわゆる管理者権限を持つものだけが持てる権限のことです。

「変更」はファイルやフォルダのアクセス券の設定はおこなえませんが、それ以外のすべての機能を利用することができます。

「読み取り」はファイルを閲覧することのみ可能であり、その内容をいじることはできません。

アクセス権の変更の仕方ですが、フルコントロールの権限を持っている物が「プロパティ」から「セキュリティ」をクリックし、「詳細設定」のボタンをクリックします。

「グループ名またはユーザー名」から「Users」を選択、編集ボタンをクリすることでアクセス許可の権限設定がおこなえるようになります。

社内ネットワークのアクセス履歴

近年では、大企業や中堅企業のみならず、事業の拡大を機にIPアドレスの必要性が大きくなっています。IPアドレスとは、ネットワークに繋いでいる機器を識別するために割り振られた番号で、インターネット上における住所の様な位置付けです。

仕事上などでデータをやりとりする上で、IPアドレスの識別によってネットワーク上で通信相手を間違える事を防ぐことや、インターネットのアクセス解析などといったことに使用されます。

IPアドレスは2つに分類されグローバルIPアドレス、プライベートIPアドレスがあります。

グローバルIPアドレスとは、インターネットを利用するときに割り振られるIPアドレスのことを言います。プロバイダに割り振られているIPアドレスがパソコンやインターネットアクセス機器にそのまま割り振られます。

プライベートIPアドレスはインターネットのようなグローバルに開けているものではなく、社内LANなど小規模なネットワークで使用されます。

IPアドレスは3つの規模に分けられ、企業の規模によってクラスが違ってきます。

IPアドレスが1〜126の場合はクラスAに分類され、最大約1600万台をつなぐ大規模なネットワークになります。128〜191の場合はクラスBに分類され最大約65000台の中規模ネットワークです。192~223はクラスCで最大約254台の小規模ネットワークになります。

インターネットは?

インターネットによってウイルス感染などしていて、機密ファイルなどの情報が漏洩してしまってはせっかくのセキュリティ対策が台無しとなってしまいますよね。

そこでインターネットにアクセスできる権限をプログラム別に変更することもできます。プログラムにはインバウンド接続、およびアウトバウンド接続の許可をそれぞれ設けることができます。

インバウンド接続はインターネット上からの接続は受け付けるが、インターネットには接続する権限がない状態であり、逆にアウトバウンド接続はインターネット接続はおこなえるが、外部からの接続は許可しない状態での接続となります。

無線LANでのセキュリティ対策は必須!

無線LANを使用する事で、端末の配置範囲に制約を受ける有線LANとは違い、好きなところでネットワーク環境を利用する事が出来ます。しかし上記にも述べたとおり無線LANでの使用はリスクが伴うことも頭に入れておく必要があります。

問題としては、通信情報の漏洩、外部からの不正なアクセスなど、会社内の秘密事項や取引先情報が漏洩する事で、自社だけではなく他社にも損害を与えかねません。

そこで、上記でも記載した通信データを暗号化するSSLを導入し、通信情報の漏洩を防止します。無線LANは、電波を通じて通信データを第三者に読み取られるリスクが高いので、SSLを導入する事でデータ漏洩の帽子をする事が出来ます。SSLはブラウザとサーバー間で身元確認を必要とし、認証されなければ閲覧することが出来なくなります。

より具体的に多要素認証(MFA)について知りたい方は、
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無線LANは便利に利用できる反面、電波を通じてデータが読み取られるリスクも高くなります。インターネット上で通信データを暗号化するSSLを導入することで、データの読み取りを防止することができます。

Wi-Fiスポットの増加で、外出先で無線LANを利用する事も増えてきています。しかし、公共の無線LANは脆弱なものも多い上、不正なアクセスも少なくありません。

スマートフォン端末を外で使用する際、WiFi接続で複数のWiFi候補が接続画面に表示されたことはありませんか?その時、飲食店やコンビニ、駅の他に、個人で繋いでいるとされるWiFiが表示される事が多々あると思います。これは、一見するとただWiFiが自分の画面に表示されいるとだけ考えがちですが、すでにあなたの端末に第三者の情報が入って来ているのです。

外出先で無線LANを利用する場合は、社内ファイル共有の解除や社内データへのアクセスを控え、無線LANにデータを読み取らせないことが重要です。また、どのWiFiを利用してネットワークを使用しているのかも確認しましょう。

無線LANは社内ネットワークに限らず、個人の所有しているネットワーク端末で利用する際にも注意しなければなりません。情報が漏洩しない様に、セキュリティ対策はしっかり行いましょう。

有線ケーブルでも油断は禁物

上記でも記述しましたが、有線LANは無線LANに比べ安定した通信速度が得られることや、セキュリティ面においても安心かと思われます。しかし、有線LANにも見落としがちなデメリットも存在します。

例えば、有線LANはルーターと端末をケーブルでつなぐ事でインターネットを使用する事が出来ますが、そのケーブルの抜き差しを誤る事で接続トラブルが起きてしまうこともあります。大規模の会社になればなるほどケーブルの配線が複雑になるのは回避できません。そこで誤って違うケーブルを抜いたりするケースが考えられます。

会社が工場の近くであったりすると電磁ノイズが発生しやすい傾向にもありますので注意が必要です。通常のケーブルは電磁遮蔽処理がされていないので通信速度が下がってしまうこともあります。

ケーブルをその環境に適したタイプを選択しない事でもトラブルの要因になる可能性があります。会社のレイアウトに合ったケーブル、配線を心がける事でトラブルを回避しましょう。

こういったトラブルを回避するために、私たちができる対策をまとめてみましょう。

  • 複雑化するケーブルの配線には、ケーブルごとにビニールテープなどで印をつけ、ケーブルの役割を明確にし、皆がそれぞれ把握できる様にする。
  • 電磁遮蔽処理が施されているSTPケーブルを活用する事で、電磁ノイズを防止して通信の妨げにならない様に予防策を立てる。
  • その場所にあったケーブル、「長さ」や「太さ」をスポットで吟味し、オフィス環境に適した配線を作る

インターネット環境は、オフィスでは必ず安定した供給を目指さなければなりません。ネットワークの接続は単に仕事を妨げるだけではなく、外部との関わりにも重量なリスクとなります。ネットワーク環境が快適に使用できる様、オフィス環境を日々見直す必要があります。

社内ネットワークにつながらない・接続できないときはどうするの?

社内ネットワークに繋がらない場合は、何が原因となって接続できていないかを把握する必要があります。

まず最初に、社内ネットワークにつながらないのは自分のパソコンだけなのか、それとも他の人も同様なのかを確認してみましょう。状況さえわかれば、その対処方法もおのずと導かれます。

 

有線接続 無線接続
自分だけ
  • パソコン自体が壊れている
  • LANケーブルが刺さっていない、または刺さっているが接触不良をおこしている、壊れている
  • パソコンに不具合がある、または設定やセキュリティソフトが原因で繋がらないようになっている
  • パソコン自体が壊れている
  • パソコンに不具合がある、または設定やセキュリティソフトが原因で繋がらないようになっている
  • Wi-Fiルーター側に不具合がある、または故障している
一部の人だけ
  • 配線途中のハブの電源が入っていない、故障している
  • ハブと繋がらない一帯を繋ぐLANケーブルが刺さっていない、または刺さっているが接触不良をおこしている、壊れている

 

  • Wi-Fi中継機に電源が入っていない、故障している
社内全員
  • 大元のハブの電源が入っていない、故障している
  • ルーターの電源が入っていない、故障している
  • ONU(光信号とデジタル信号間の変換をおこなう装置)の電源が入っていない、故障している
  • 契約しているプロバイダーがメンテナンス中、または障害発生中
  • 大元のハブの電源が入っていない、故障している
  • ルーターの電源が入っていない、故障している
  • ONUの電源が入っていない、故障している
  • 契約しているプロバイダーがメンテナンス中、または障害発生中
社内全員(社内サーバー、電話は繋がっている)
  • ルーターの電源が入っていない、故障している
  • ONUの電源が入っていない、故障している
  • 電話会社が回線トラブルを起こしている
  • ルーターの電源が入っていない、故障している
  • ONUの電源が入っていない、故障している
  • 電話会社が回線トラブルを起こしている

パソコンやルーター、ONUといった機器が正常に動いていない場合は、一度電源を落として再起動してみることをおすすめします。

共有フォルダにアクセスできない!原因は?

こちらに関してもいくつかの原因が考えられます。以下は原因の参考にしてください。

  • Windowsの資格情報に問題がある
  • 共有設定が「オフ」
  • パスワード設定がされていない
  • ファイル・フォルダの権限が設定できていない
  • 同一ネットワーク上にない(pingが通らない)
  • アクセスできるPC台数の制限
  • 共有側のパソコンに異常がある

以上が考えられます。確認して見てください。

共有フォルダを管理するにあたって、フォルダ設定は管理者以外は触らない、対策マニュアルの作成、情報の共有を念頭に置いて考えて見てください。もし、共有ファイルに即座に使用したいデータが入っていたとしたら、その業務が滞ってしまいます。リモートが増えている中でも、遠隔で共有フォルダの不手際があった際も管理が難しいので注意が必要です。

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