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Office365とは?
Microsoft社が提供するOffice機能とグループウェアを兼備したクラウドサービスです。
Word・Excel・PowerPointなどの機能に加え、オンライン会議・クラウドストレージ・アプリケーション作成機能などを搭載しています。
Office365を利用することで従来のパッケージ型に比べて、コスト面や運用面で様々なメリットが期待できます。
前者はサブスクリプション制度になったことで、一度に支払うコストが格段に安くなりました。
また、一か月試してみて使い勝手に不満があった場合はすぐに別のプランに変更可能です。
不要な機能への投資コストを最小限に抑え、ユーザー満足度を高めています。
一方、後者は常に最新のバージョンを利用できるだけでなく、更新作業を行う必要はありません。
更新作業やサポート終了への対応から管理者の負担を軽減します、
価値観の多様化や新型コロナウイルス感染拡大に伴い、今後は場所を問わずに働ける環境整備が一層求められます。
パッケージ型から多彩な機能を搭載したOffice365へ切り替える企業が、今後さらに増えることが予想されます。
Office365のアプリケーションを確認
業務上使用頻度の高い機能を中心にOffice365のアプリケーションの一部をまとめました。
Microsoft Teams・Access・Publisherなどはパッケージ型には存在せず、業務の効率化や多リアルタイムでの共同作業を実現します。
機能 | 特徴・想定されるシーン | |
Word |
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Excel |
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Microsoft Teams |
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OneDrive |
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Outlook |
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PowerPoint |
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OneNote |
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Access |
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Publisher |
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Exchange |
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SharePoint |
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Office365の機能とは?
一般法人向けの機能と料金プランをまとめました。
他にも大企業向け・学校向け・個人向けなど、用途に応じて様々なプランが用意されています。
Office365の特徴に関しては業務で必要な機能を一つのプラットフォームに集約している点と高い安全性を兼ね備えている点にあります。
前者はExcel・Outlook・PowerPointなどのOffice機能に加え、OneDrive・Microsoft Teams・SharePointによって社内・取引先・パートナー企業とのコミュニケーションや共同作業を円滑に実現可能です。
一方、後者は高度な脅威インテリジェンスによって外部からのサイバー攻撃やマルウェア感染に関しての情報をリアルタイムで検知し、セキュリティインシデントの被害を最小限に抑えます。
また、DLP(Data Loss Prevention)によって機密情報と認定したデータの所在を自動で検出する他、不正行為を発見した場合は実行キャンセルを行い情報漏洩を防ぎます。
さらに、Azure SentinelやWindows Defenderに含まれる自動運用機能によってルーティン業務の効率化を図り、管理者の業務負担軽減の実現が可能です。
そして、料金に関してはBusiness Standardプランの選択で業務に必要な大半のツールを高度な安全性の下、使用することが可能です。
機能 | 特徴 | 期待される効果 | |
Microsoft Teams |
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Azure Sentinel(セキュリティ保護) |
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Microsoft Defender(セキュリティ保護) |
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情報の保護とガバナンス |
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IDアクセス管理(Azure AD) |
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プランと価格
Business Basic | Business Standard | Business Premium | 特徴 | |
1ユーザー当たりの月額料金(年間契約) | ¥540 | ¥1,360 | ¥2,180 | |
Word・Excel・PowerPointのモバイル版とWeb版 | 〇 | 〇 | 〇 |
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メールとカレンダー | 〇 | 〇 | 〇 |
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ファイルとストレージ共有 | 〇 | 〇 | 〇 |
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チームワークとコミュニケーション | 〇 | 〇 | 〇 |
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セキュリティとコンプライアンス | 〇 | 〇 | 〇 |
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サポートと展開 | 〇 | 〇 | 〇 |
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ビジネスの運営と管理のツール | △(一部機能使用不可) | 〇 | 〇 |
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Windows PC と Mac 用のデスクトップ版 Office アプリ | × | 〇 | 〇 |
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高度なセキュリティ | × | 〇 | 〇 |
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デバイス管理 | × | 〇 | 〇 |
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Office365の導入による4つのメリットとは?
低コストで効率的な運用ができる点と多様な働き方の導入を加速させる点が大きなメリットです。
また、放置ライセンス発生を防ぎ、犯罪者からの不正アクセスを予防します。
パッケージ型と比べて低コストで効率的な運用が可能
Office365は契約期間だけ料金が発生するサブスクリプション制度のため、本当に必要な機能への投資を実現します。
月額単位での支払いが基本となり、機能面に不満があれば翌月は別のプランを選択すれば良いからです。
例えば、導入時は最も一人当たりの料金が安いBusiness Basicを選択して使い勝手を確認した後、より高度な安全機能を搭載したBusiness Standardへの移行も可能です。
また、バージョンアップの更新作業を自分たちで行わなければならなかったパッケージ版と比べ、Office365では常に最新バージョンを利用できます。
更新作業に掛けていた作業負担を軽減し、快適な作業環境を実現します。
放置ライセンスの発生を予防
必要なユーザーの数だけインストールを行うため、社員の退職や移動によって余剰ライセンスが発生するリスクを最小化し、余剰コストの発生と犯罪者による不正アクセスのリスクを防ぎます。
近年はサプライチェーン攻撃に代表されるように、中小企業も犯罪者からのターゲット対象になる機会が増加しています。
一度でも情報漏洩が起きた場合は取引先や顧客からの信用が低下し、今後のビジネスが大変厳しい状況になることは間違いありません。
また、自社のセキュリティ対策の不備で取引先の機密情報が流出した場合は、取引停止や損害賠償要求を課されます。
多様なサービスを活用可能
パッケージ版では搭載している機能がWord・Excel・PowerPoint・Outlookだけだったのに比べ、Microsoft TeamsやOneDriveをはじめとして多様なアプリケーションを活用できます。
特にOneDriveは1TBと容量が非常に大きく、クラウドサービスへの本格移行に伴い増え続けるSaaS(Software as a Service)でのアカウント情報やデータ管理など、ストレージ確保の悩みから管理者を解放します。
また、SharePointやPublisherの活用でイベント告知・印刷物の作成を効率的に行える他、作業進捗の可視化やルーティン業務の効率化を実現可能です。
マルチデバイス対応でテレワークを加速
Office365はノートPC・スマートフォン・タブレットなど、1ユーザー5台まで1つのライセンスでソフトウェアをインストール可能です。
営業マンやプログラマーなど、外出頻度が多い職業に就く方々の作業効率を改善します。
オフィス内で作成した資料やデータをOneDriveに保存し、商談の合間や常駐先で編集・提出することが可能です。
また、Office365には業務に必要なツールが揃っているのでテレワークだけでなく、サテライトオフィスワークや在宅勤務なども選択可能です。
働き方改革を実現することで、社員・企業双方に多大なメリットをもたらします。
多様な働き方を導入するメリット
社員 | 企業 | |
内容 |
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