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パスワードマネージャーとは?必要性や機能をおすすめのベンダーと共に紹介!

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パスワードマネージャーとは?

パスワードマネージャーは、Webサイトやクラウドサービスにログインする際のパスワードを管理するためのツールです。パスワードマネージャーを利用することで、複数のパスワードを個別に管理する手間が省けます。近年、サイバー攻撃の被害や情報漏洩事件の増加に伴い、セキュリティ対策の強化が叫ばれるようになりました。

様々なサービスを使用する際に設定するパスワードの管理は、個人が情報漏洩対策を行う上で最も身近なセキュリティ対策の1つです。パスワードマネージャーを活用して、自らの個人情報を保護しましょう。

パスワードマネージャーの機能とは?

パスワードの自動生成、パスワード管理、アカウント情報の監視といった機能が挙げられます。ユーザーはパスワードマネージャーを起動させるマスターパスワードのみを覚えれば良いので、パスワード管理が非常に楽になります。

パスワードの自動生成

犯罪者からハッキングされにくいパスワードは文字が長く、記号やアルファベット、数字が全て含まれるといった複雑なパスワードであることが必要です。ですが、日々の仕事量が膨大で時間に追われている場合、ログイン作業を簡略化するために自分の覚えやすいパスワードに偏る傾向があります。パスワードの傾向が偏ると攻撃者から見破りやすくなるため、ハッキングを防ぐためにもパスワードマネージャーが自動で安全なパスワードを作成します。

パスワードマネージャーが作成したパスワードは、個々のデバイス機器やクラウド上に暗号化して保存されます。

パスワードをサービスやアプリごとに管理

WebサイトやアプリごとにユーザーID/パスワードをパスワードマネージャーが管理します。パスワードマネージャーを確認すれば、使いたいサービスのユーザーID/パスワードをすぐにわかるので、メモ帳やデバイス機器で個々に管理していた作業をする必要が無くなります。

そして、あなたが覚えておくのは、パスワードマネージャーを利用する際のマスターパスワードのみです。マスターパスワードは、クラウドサービスやアプリで使用する全てのアカウント情報を暗号化して保護します。犯罪者が暗号を解読するのは至難の業であるため、情報を盗取される心配はほとんどありません。

ただし、パスワードマネージャーのベンダーが、ユーザーのマスターパスワードを個別で管理しているわけではありません。あなたがパスワードマネージャーを使用するためのパスワードを忘れると、あなたが使用したいクラウドサービスやアプリを永遠に利用できません。

アカウント情報の監視

クラウドサービスやアプリで利用するあなたのアカウント情報が流出していないか、常にチェックする機能です。仮に情報流出をしていた場合でも、ユーザーに対処方法を提示してくれるので、被害を最小限に抑えることが可能です。また、安全性の低いパスワードを使用している場合は、アラートでユーザーに通知し変更を促すことで、情報漏洩への危機意識を高めます。

パスワードマネージャーが必要な3つの理由とは?

パスワードリスト型攻撃対策、煩雑なパスワード管理からの解放、個人情報流出対策の3つが挙げられます。

パスワードリスト型攻撃対策

パスワードリスト型攻撃と呼ばれる、攻撃者が不正アクセスにより個人のIDやパスワードを不正取得し、悪用するサイバー攻撃への対策です。攻撃者は不正取得したIDとパスワードを使用して、ターゲット企業の社内ネットワークに不正アクセスを行い、企業の機密情報を盗取します。企業の機密情報は、攻撃者にとって多額の金銭的見返りを期待できる取引の対象です。

インターネット社会により多くの情報を簡単に手に入れるようになった現代では、社会全体で情報の価値を正当に評価する土壌ができつつあり、情報がお金を生む対象になっています。特にオリジナリティが高い専門的な技術データやノウハウは他社に真似できない部分も多く、他社との差別化を図るための重要な要素です。

実際、トヨタ自動車やパナソニック、任天堂などの世界的にも有名な企業は、高い技術力を活かして新商品やサービスを生み出し、市場での優位性の確立や莫大な経済的利益を得ています。また、メディアへの露出も増えることで企業のブランドイメージの向上にもつながり、更なる消費者や取引先の獲得ができます。
ただし、ひとたび情報流出が起こると、企業にとって厳しい時期を迎えます。

取引先からの信用低下、莫大な経済的利益の損失、ブランドイメージの失墜など様々な影響が想定されます。信頼回復には時間がかかり、これまで以上の企業努力が必要です。実際、過去にはディノス・セシール、ユニクロ、NTTドコモなどが被害を受けていました。

情報流出した場合の被害

狙われる情報資産 情報が流出した場合の影響
内容
  • 技術データ
  • 既存商品やサービスのデータ
  • 顧客情報
  • 従業員の個人情報
  • 新サービスの企画内容
  • 莫大な経済的利益の損失
  • 市場での優勢性損失
  • 社会的信用の損失
  • ブランドイメージの失墜
  • 社員の流出

煩雑なパスワード管理からの解放

情報流出への備えとして行っている、クラウドサービスやWebサイトごとに使い分けている複数のパスワードを自分で管理する必要が無くなります。パスワードマネージャーが、各サービスごとにIDやパスワードを管理してくれるからです。メモやスマートフォン、PCなどを活用して複数のパスワードを管理する必要が無くなるので、業務の効率性や使い勝手が上がります。

パスワードの流出を防ぐには、長い文字列と記号やアルファベット、数字を必ず組み合わせるといった、厳しいルールの下にパスワードを設定することが大切です。攻撃者がパスワードを見破りにくくなるからです。ですが、複数のWebサイトやアプリごとに毎回複雑なパスワードを設定して、管理していくのは非常に大変です。

現在、企業では膨大な仕事量を効率よくこなすことを社員に求めるのが当たり前なので、社員としてはストレスを感じずに業務に取り組みたいと考えています。
面倒で煩雑なパスワード管理は業務上のストレスとなり、効率性や利便性を優先すると一つのパスワードの使い回しや解読しやすいパスワード設定になりがちです。面倒な管理とパスワードの使い回しを避けるためにも、パスワードマネージャーの活用が必要です。

個人情報流出対策

プライベートでPCやスマートフォンを使用する場面でも注意が必要です。特にインターネットバンキングの利用やクレジットカードによるオンラインショッピングでの購入頻度が高い方は、パスワードの設定が甘いと悪用されるリスクが高まります。生活に不可欠な情報を狙われるので、パスワードマネージャーを活用して複雑で解読しにくいパスワードをいくつも使い分けしましょう。

パスワードマネージャーとIDaaSとの違いは?

パスワードマネージャーは、個人向けのアプリです。インターネットバンキングやクレジットカード情報を守るためなど、生活においての重要な情報資産を守る場合や個人事業主が仕事上の情報を守るために適しています。

一方で、IDaaS(Identity as a Service)は、企業や組織など複数のユーザーのID情報を管理するためのセキュリティソリューションです。IDaaSはユーザー認証の他にもシングルサインオンやアクセス制限、異常検出など多くの機能を備えています。組織全体のセキュリティレベルの向上と利便性を高める場合に、IDaaSを活用します。

より詳しくシングルサインオン(SSO)について知りたい方は、
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おすすめのパスワードマネージャーのおすすめベンダーを3社紹介

トレンドマイクロとノートン、Microsoftのパスワードマネージャーの紹介をします。

トレンドマイクロ

作成した個人情報を暗号技術AES256(Advanced Encryption Standard)bitと最高レベルの安全性で保護するパスワードマネージャーです。個人情報の保護だけでなく、データのモニタリングや流出後の対処方法機能も備えています。機能をまとめました。

ダークウェブモニタリング (個人情報の流出監視)

クレジットカード番号、オンラインバンキングの口座情報、メールアドレスなどの個人情報がダークウェブに流出していないかを監視します。ダークウェブは個人情報の売買をはじめ、闇取引や犯罪が行われる場所です。取引を行う犯罪者は匿名性保持や追跡回避機能を有した専用ソフトを使用するため、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにも引っ掛りません。

ダークウェブにあなたの個人情報が流出すると、何もしていないにも関わらず銀行口座の不正利用や犯罪行為に使用されるので、注意が必要です。また、個人情報が何者かによって流出した場合は、アラート通知や被害拡大を防ぐ方法をユーザーに提示をすることで、被害を最小限に留めます。

生体認証

個人特有の生体認証情報である指紋認証と顔認証を多要素認証として使用して、アプリへのログインを行います。パスワードを入力せずに簡単にログインできるだけでなく、第3者からの不正アクセスを防ぎます。

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パスワードチェッカー/パスワード生成

使用しているパスワードの強度や安全性をチェックします。パスワードの使い回しや解読しやすいパスワードを使用している場合は、ユーザーに可視化できる状態にすることで変更を促します。また、自動で安全性の高いパスワードを生成することもできるので、情報漏洩を未然に防ぐことが可能です。

マルチデバイス対応

WebサイトやクラウドサービスなどにおけるID/パスワード管理をWindows、MacなどのPCはもちろん、androidや iOS端末でも使用可能です。使用台数の制限はありませんので、複数のデバイス機器を使い分ける方にとってはパスワード管理を効率的に行えます。

ノートン

シンプルかつ便利に個人情報を保護できると評判のパスワードマネージャーです。特徴をまとめました。

二段階認証・2要素認証

アプリやWebサイトログイン時にID/パスワード入力だけでなく、複数の認証を行うことです。指紋認証や音声認証などの生体認証やスマートフォンのSMSに送られた番号の入力を求めます。精度の高い本人認証(二段階認証)を実現することで、なりすましによる犯罪者の不正アクセスを防ぎます。

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安全(パスワード自動作成)

犯罪者に解読しにくい、複雑でユーザーだけがわかるパスワードを自動作成します。また、保存された情報を全て暗号化することで個人情報を保護します。

スマート(自動更新)

使用しているパスワードが攻撃者にとって解読しやすい状態かどうかを判断し、ユーザーに危険度合いを提示します。危険だった場合、ユーザーは新たなパスワードをワンクリックで作成可能であり、自動更新による保存が可能です。

マルチデバイス連携

個人情報を保存するデータセンターはスマートフォンやノートPCなど、ユーザーが使用する全てのデバイス機器に自動でログイン状態を保持します。指紋認証や顔認証と組み合わせることで、パスワード入力をしなくても素早くログインが可能です。

Microsoft

Microsoftが提供するMicrosoft Authenticatorは、Office365やOutlookなどマイクロソフトの製品に使用する際のログイン作業が安全で便利になります。スピーディーな認証作業を行えて便利だと、ユーザーからの評判も高いアプリです。

Microsoftアカウント

スマートフォンに提示される承認画面をタップ後、生体認証やワンタイムパスワードを入力すれば、すぐにOutlookやOneDriveなどの製品にログイン可能です。
ログイン作業の手間を大幅に軽減することができ、業務効率性が向上します。

2要素認証

職場や学校などで利用する際のアカウントに関しては、2要素認証を使用するかどうかのルールを自身や管理者が決定可能です。例えば、情報資産を守る仕組みを強化するのであれば、顔認証や指紋認証などの生体認証、SMSに送られるワンタイムパスワードを利用しての2要素顔認を行います。一方で、利便性を重視するのであれば、電子証明書を利用したクライアント認証を行うことで、アプリやクラウドサービスごとでの個別ログインの作業をする必要はありません。

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尚、利便性をたもったままセキュリティを強化する手段として、多要素認証の一種であるリスクベース認証という手段もあります。

まとめ

個人情報や機密情報が盗まれていないかを常に意識をしておくことが大切です。パスワードマネージャーの活用だけでなく、以下の行動を習慣づけることで、犯罪者からのサイバー攻撃やマルウェア感染による情報流出のリスクを軽減することが可能です。参考にしてください。

セルフチェックの例

  • セキュリティツールの定期的なアップデート
  • セキュリティについての知識向上
  • デバイス機器に異常がないかチェック
  • 怪しいアプリの使用回避
  • 身に覚えのないメールは開かない
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